十和田むらさき 日本の紫根の石けん

受講生さまの素敵な作品を2つご紹介いたします。

✨どちらも変わった現象があらわれました✨
【十和田むらさき 日本の紫根の石けん】

紫根抽出オイルとラノリン配合でお作りいただきました。ラノリンとは羊の毛に付着したワックスです。潤いを与えてくれます🐏

石けんをカットしたら、どちらも白いチラチラしたものが発生してしまいました。
これはソーダ灰ではなく、フロストバイトといって油脂が鹸化する速度の違いでできる結晶です。

油脂と苛性ソーダ水溶液を合わせる時の温度が低くかったり、型入れ中に生地の温度が下がってしまったり、型じたいが冷えていたり、うまく保温出来ていなかった、などが考えられます。

①の作品はおそらく、中に仕込んだ黒猫ちゃん🐈‍⬛の石けんが冷えていたのかもしれません。

②の作品は、4色に色付けした生地を注ぎ口の細いポットに順番に流し切り、型の内側の壁伝いにウォールポアで注いでいきます。
手早く作業をすすめているつもりでも、その間に生地が冷えてしまったのかもしれません。あるいは油脂の組み合わせによるものかもしれません。

どちらの受講生さまも白いチラチラしたものはデザインの一部のようで可愛い、きれいと嬉しいお言葉をいただき、受け止めてくださいました。

石けん作りは本当に奥が深いです。たくさん経験しても、えっ⁉︎と思うことがあります。それがまた面白いのですが。。。

なお、フロストバイトはご使用には問題ありません。

thallo

JR西宮駅徒歩5分の手作り石けん教室サロー

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